昨晩もお知らせしましたが、南アルプスの大井川に計画されている導水路案について疑問点をまとめました。
「大井川導水路案は非合理的である」
導水路案とは、JR東海のリニア中央新幹線での南アルプストンネル工事に伴い、アセスにおいて大井川の流量が現状より2㎥/s減ると試算されたことに対し、下流の水資源への対策として同社が提示してきたものです。
トンネルの途中から導水路トンネルを掘り、地表の川に向けて勾配をつけて流すというモノです。これで2㎥/sのうち1.3㎥/sが戻ると主張。
しかし大いに疑問があります。
ちょっと考えてみればおかしいのです。
どこでどれだけ水が減るか現段階では分からないのだから、現時点で導水路の位置を決めることはできないはずなのです。
先に場所を決めて掘ったら役に立たなかった…なんて事態がありえるわけです。
この案では水資源および河川環境を守れる確証がない以上、工事の許可はできないと思います。
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