早川町内の工事って何をどうしているの?
新聞・テレビが森友問題で大騒ぎとなっているさなかの今月14日、南アルプストンネルの本坑工事が開始されたとのニュースがありました。列車の通る本坑の掘削作業開始は、品川~名古屋間で初めてとなります。http://www.yomiuri.co.jp/economy/20180315-OYT1T50045.htmlここ山梨工区では、リニア計画の審議が始まる前の2008年2月に、地質調査の名目で小断面トンネル...
View Article大井川の流量減少は文字通りの想定外であろう
静岡新聞に、リニア建設に伴う、大井川の流量減少問題に関連する記事が載っていました。静岡新聞 平成30年3月20日朝刊より ここで取り上げられている掛川市は、上水道や各種用水の大半を大井川の水に頼っています。ですから大井川の流量が減少することは大きな関心事となっています。⇒掛川市水道課 ⇒静岡県大井川広域水道企業団...
View Article水生生物の保全はどうなってるんだ?
南アルプストンネル工事により大井川の流量が大幅に減るかもしれないというい懸念。JR東海は導水路案で対応するとしていますが、それでは絶対に払拭できないのが水生生物への影響です。その象徴的な存在に位置付けられているのがヤマトイワナ。現地を訪れたベテラン釣り師の方にご提供いただいたヤマトイワナの写真です。絶滅の恐れがあるとしてレッドリストに記載されながら、遊漁の対象ともなっている微妙な位置付けです。そのた...
View Article野鳥対策はしなくてもいいのか?
以前、東海道本線の焼津駅から上り列車に乗車し、座れなかったため、暇つぶしに運転席から前方をデジカメで撮影していたことがあります。そのときの動画を再生していたところ、線路上に集まっていたカラスの群れが、列車の接近に気付いて飛び立つ様子が映っていることに気付きました。飛び立っている…のですが、よく分からんですな...
View Articleカラス対策はしなくてもいいのか?
このような記事があることを教えられました。「男ばかりのリニア試験場で働く女性の仕事」 PRESIDENT ONLINE 2018年4月10日http://president.jp/articles/-/24810?page=2...
View Article藤野トンネルも巨大水抜パイプか?
リニアのトンネル工事にともなう水環境への影響というと、南アルプストンネルと交差する大井川の流量や、中央アルプストンネルが貫く南木曽町の水源保全が特に問題視されています。また、甲府盆地~伊那谷間にある水系については、環境影響評価書への大臣意見において事前予測の実施が要求され、アセス手続き終了後に試算がなされています。そして案の定、河川流量の減少が予測されたものの、具体的な対策等は示されぬままのようです...
View Article空からの侵入対策はどうする?
先日頂いたコメントで気になったのですが、リニア中央新幹線の障害物・侵入対策は、これまでの鉄道と同様で済むのでしょうか?中央新幹線は、地上区間はほぼ全て高さ20m以上の高架橋であり、一部地平を走る区間では、コンクリート製のフードがかぶせられます。駅では、ホームと軌道とは壁で仕切られます。したがって人が入り込んだり、石などを投げ込まれる危険性は低かろうと思います。これを踏まえ、国土交通省の超電導磁気浮上...
View Article発生土置き場からの発生土?
4月25日、JR東海が長野県大鹿村内に計画している発生土の最終処分地について、長野県から意見(助言という名称)が出されました。長野県プレスリリース 大鹿村内発生土置き場(旧荒川荘)における環境の調査及び影響検討の結果並びに環境保全に対する県の助言をJR東海に通知しました https://www.pref.nagano.lg.jp/kankyo/happyou/180425press.html...
View Article南海トラフ地震で南アルプストンネルは孤立する
昨年末、長野県大鹿村内において、JR東海がリニア建設に関連して進めていた道路トンネル新設工事で、発破が原因となる山崩れが起きました。南アルプスとは、そんな脆弱な地域。いっぽうで、そこを通るリニア中央新幹線の建設目的は「南海トラフ等の災害に備えるため」。国土交通省 中央新幹線小委員会 答申より...
View Article断層活動に配慮するところとしないところ
JR東海のホームページに、大深度地下の公共的使用に関する特別措置法(大深度地下法)に基づく各種書類が掲載されました。http://company.jr-central.co.jp/chuoshinkansen/daishindo/内容が多岐にわたり、いずれも大容量となっているため、全てに目を通したわけではありませんが、その中で、活断層についての記述が気になりました。事業の施行に伴う安全の確保及び環境...
View Articleムチャを押し通そうとしているのはJR東海のほう
大深度地下利用についての説明会が始まっていますが、いっぽうで静岡県区間については音沙汰がなくなりました。2017年1月17日、JR東海は静岡県条例に基づき、県内工区における導水路トンネル、燕沢発生土置場、位置変更後の工事用道路トンネルについての環境影響評価結果を静岡県に報告。3月13日、大井川流域の上水道、土地改良区、電力会社など計11の水利用団体はJR東海に対し、流量減少対策の内容を明記した協定を...
View Article大井川導水路案は非合理的である
「大井川導水路案は非合理的である」と題して、導水路案の疑問点をまとめましたので、よろしかったらご覧ください。http://park.geocities.jp/jigiua8eurao4/SouthAlps/Ooigawa/ooigawa-dousuiro.html合わせて、以前に作成した大井川水系水力発電所の一覧と「水返せ運動」の簡単な年表を貼っておきます。http://park.geocities...
View Article大井川導水路案は非合理的である 続き
昨晩もお知らせしましたが、南アルプスの大井川に計画されている導水路案について疑問点をまとめました。「大井川導水路案は非合理的である」http://park.geocities.jp/jigiua8eurao4/SouthAlps/Ooigawa/ooigawa-dousuiro.html導水路案とは、JR東海のリニア中央新幹線での南アルプストンネル工事に伴い、アセスにおいて大井川の流量が現状より2㎥...
View Article大井川の流量減少はいつから予想していたのか?
大井川の流量保全をめぐる議論において、流量減少が事業関係者の間で認識され始めたタイミングが重要になるかもしれません。それによって事業手続きの妥当性に疑問がつくかもしれない。というわけで少々まとめてみましたので、よろしかったらご覧ください。「大井川の流量減少はいつから予想していたのか?」...
View Article「必要に応じて」から「いざとなれば」に変わったことで新提案?
今日の静岡新聞朝刊を開いて「?」と感じました。中日新聞の記事では、もっと大きな「「」が頭に浮かびました。「湧水全量戻す設備用意」 リニア工事でJR東海 ◆大井川系流量減対策 県の主張のむ...
View Article静岡市が県道トンネル設置工事に合意~リニア工事車両は通れるのか?
ワールドカップに合わせたかのように、突然、リニア計画をめぐって静岡県内での動きがあわただしくなってきました。どうも11日の中部圏知事会議という会合がきっかけだったように見えます。6月11日岐阜県各務原市で中部9県と名古屋市による中部圏知事会議が開かれる。国への要望事項に、三重県がリニア中央新幹線の早期全線開業に向けた働きかけを盛り込むよう提案したのに対し、静岡県の川勝知事が大井川への影響に懸念がある...
View Article軽挙妄動な静岡市合意文書
静岡市とJR東海との間で交わされた「合意文書」を確認しました。https://blog.goo.ne.jp/matsuya-kiyoshi/e/2a47164837dc0eca86f44f687b1fcb5f画像では読み辛いので書き改めます。中央新幹線(南アルプストンネル静岡工区内)の建設と地域振興に関する基本合意書...
View Article静岡市長「静岡市はリニア工事に合意」を撤回
先週20日に静岡市とJR東海との間で「中央新幹線(南アルプストンネル静岡工区内)の建設と地域振興に関する基本合意書」が取り交わされ、同日、静岡市の田辺市長が「静岡市は南アルプストンネル工事に同意した」という主旨の会見を行いました。6/20 SBSテレビ「静岡市とJR東海が基本合意 リニア新幹線...
View Article大井川 水利用者への具体的な説明ができるのか?
静岡市長が「現実的に対応可能な最大限の提案をJR東海がしている」という自らの発言を撤回するという騒動がありました。ここでいう「現実的に対応可能な最大限の提案」とは、今年6月12日に同社社長が会見で述べた「トンネルの県境下にポンプを設け、いざとなれば湧水の全量を戻せる設備を用意する」というものを指していると思われます。⇒6/14 ブログ記事参照...
View Article河川法――合意せず着工するのは法的に可能なのか?
昨日(4日)、JR東海から大井川流域利水者に対し、大井川の流量保全方法について説明がなされました。案の定、話はかみ合わずに終わったようです。静岡新聞...
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