昨年12月28日に、静岡県がJR東海に対し、環境保全についての質問書を提出しました。
(静岡県庁ホームページ)
その回答を受けた専門家会議「地質構造・水資源部会」が今月25日に開かれました。もうひとつの「生物多様性部門」は今月30日に開催予定です。
静岡新聞 2019/1/25
静岡県副知事「リスク認識に差」 リニア流量対策、JRに指摘
静岡県副知事「リスク認識に差」 リニア流量対策、JRに指摘
詳細は不明ですが、相変わらずJR東海は、「万が一水が減った場合」の対応を想定しないままのようです。
ふつうの取水で水が減る場合、どこでどれだけの水をどの期間減るのかをあらかじめ決めて、それで関係者間で協議して許可を出す決まりになっています。利水関係者も河川管理者も、そうした情報が提供されないと協議のしようがない。
かたやトンネル工事による流量減少は全く異質なものゆえに、事前に具体的なことを考えることは困難です。
どれだけ水が減るのか、止水措置の効果はいかほどか、減った場合の対策はどうするのか、水生成物への対策はどうするのか、補償はどうなるのか⇒全て「掘ってみるまで分からない」「減ってから決める」
なんだか袋小路に行き詰まったような感じです。
思い返せば、アセスが始まったのは2011年6月。あれよあれよというまに手続きが進み、2014年8月には、「史上まれに見る杜撰さ」と批判されつつアセス手続きが終了(同年10月に事業認可)。
ところが、アセス手続きが終了してからは4年3ヵ月が経ちますが、静岡県ではいまだにアセス当時と同じような質疑を繰り返しています。また、上記の件による質疑は主に水環境についてのものであり、発生土置き場については(表向きには)協議が始まっていません。
つまり静岡県でのアセス手続きは事実上8年半も続いており、いまだに終わりが見えない!
・・・国土交通省が事業認可した根拠って何だったのでしょう?