大井川~東京電力不在での協定締結は可能なのか?
ここ2ヵ月ほどの間に、JR東海がトンネル湧水を全量ポンプアップすることを表明するなど、大井川の流量保全についての協定締結に向け、動きが活発化しています。全国紙の報道などでは、何となく「協定が結ばれれば工事が可能…?」みたいなニュアンスが感じられるようになってきました。しかし、果たしていかがなもんでしょう?経緯を振り返ってみます。JR東海がトンネル湧水を川に戻す導水路案等について、環境影響の検討結果を...
View Article当前だけど大井川地下での工事には河川法の許可が必要
昨日19日の川勝知事の会見が新聞各紙で扱われています。静岡新聞 【リニア流量問題、河川法クリアが協定の前提 川勝知事が見解】http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/568012.html産経新聞 【リニア、JRにまた難題...
View Article健康な体に人工心臓を埋め込むかのような違和感
昨日22日、静岡県庁でJR東海と有識者との協議が行われた。静岡放送(SBS)大井川に水戻す方法に心配の声 リニア新幹線工事 有識者会議 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181121-00010004-sbsv-l22中日新聞湧水根拠「データ不足」 リニア工事...
View Article大井川地下のトンネル湧水は誰のもの?
ふと気になったのですが、トンネルの中に湧き出した水は誰のものになるのでしょうか?まず、河川法には次のような条文があります。第二条 河川は、公共用物であつて、その保全、利用その他の管理は、前条の目的が達成されるように適正に行なわれなければならない。2...
View Article南アルプストンネル静岡工区と河川法
前回のブログで河川法について触れたこともあり、しばらくの間、南アルプストンネル静岡工区と河川法との関係について調べておりました。河川法と南アルプストンネル静岡工区 ――工事と関係ありそうな条文...
View Article河川法と静岡市法定外公共物管理条例
リニア中央新幹線南アルプストンネル工事tと、大井川はじめ南アルプスの環境保全を考えるには、河川管理つまりルールについて考えねばならないでしょう。というわけで、河川法と南アルプストンネル静岡工区 ――工事と関係ありそうな条文...
View Article普通河川と静岡市法定外公共物管理条例
先日、気がついた静岡市法定外公共物管理条例について、もう少し考えてみたいと思います。環境影響評価書でのJR東海による予測では、西俣取水堰上流ではトンネル工事に伴い、次のように流量が減少するとの試算がされています。●現況の年平均流量を3.97㎥/sとすると、トンネル完成後には3.41㎥/sになる。...
View Articleリニア計画の矛盾が露呈する1年になりそうな予感
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。大晦日、中日新聞に「エコパークの理念に合わず リニア残土置き場」と題する記事が掲載されました。当ブログでも何度も指摘してきましたが、静岡県の大井川沿いにて、大規模な山崩れの直下に大量の発生土を置き去りにする計画の危険性を指摘する記事です。...
View Article早川町雨畑ダムには堆砂がいっぱい
前回のブログでも少し触れましたが、駿河湾特産のサクラエビ資源量が激減したことと、駿河湾に注ぐ富士川の水質との関係を疑う声がでており、元日から静岡新聞で連載記事が組まれています。元日の第1回目は、富士川を濁らせている原因とされる山梨県早川町の雨畑ダムでの堆砂問題を取り上げていましたが、これがなかなか興味深い記事でした。ネット配信されていない記事ですので読めないサイズにしてあります。悪しからず。...
View Article燕沢発生土置き場では巨大山崩れが何度も起きていたらしい
静岡県における発生土処理計画のが崩れるかもしれない―いずれリニア計画全般を左右する問題に発展するかもしれないという話題です。南アルプストンネルの静岡工区の発生土360万立米は、坑口近くの大井川沿いに開けた燕沢というところに置き去りにする計画です。険しい南アルプス山中にあって、不自然に開けた土地です。同じ場所を昭和22年に撮影した写真です。当時、燕沢に木は生えておらず(原因は分からない)、地肌がむき出...
View Article発生土処理計画はもともと破綻しているのでは?
こちらのページに、国土交通省が調査した平成28年度の全国主要ダムの堆砂状況が掲載されていました。八ッ場あしたの会 https://yamba-net.org/43826/そこから山梨~静岡~長野のリニアルート周辺に位置する主なダムの堆砂状況について書き出してみますと次の通り。(単位はいずれも万立方メートル)【山梨県側】西山ダム 210.5 雨畑ダム 1274.4【静岡県側】赤石ダム 177.4...
View Articleアセスが8年以上続いているように思える
昨年12月28日に、静岡県がJR東海に対し、環境保全についての質問書を提出しました。(静岡県庁ホームページ)http://www.pref.shizuoka.jp/kankyou/ka-050/assess/rinia/kaigi.html?fbclid=IwAR25M2ES5MKWDG2iemo-lyMBZpdGgqb7jBiAUBEbq-dkoe_tSUMFH52Buloその回答を受けた専門家会...
View Article生態系への影響 認識不足はJR東海のほう
昨日(30日)、静岡県庁にて県の環境保全連絡会議が開かれました。今回は河川生態系への影響や対策についての協議です。こちら中日新聞の記事です。生態系影響 認識に隔たり リニア水対策...
View Articleバランス感覚
●NHK山梨によると、山梨県南アルプス市で、リニアの予定ルートとなっている地区の住民およぼ250人が、住環境の悪化は避けられないとして、JR東海に工事の差し止めを求める裁判を起こす方針を決めたそうです。https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20190205/1040005535.html...
View Articleいろいろなこと
このブログとは別に、静岡工区関係での主だった出来事、関連リンク集などをまとめたページを次のページにまとめていますが、http://park.geocities.jp/jigiua8eurao4/Yahoo!のホームページ提供サービスが来月で終了するとのことで、ただいま次のページへの移行作業を行っています。https://minamialpstunnel.web.fc2.com/長期にわたってほったら...
View Article発生土処理目的の早川芦安連絡道路で残土処分問題?
「リニアの発生土を活用」するとして、山梨県とJR東海とが共同で進めているナゾだらけの早川芦安連絡道路についてです。平成26年度 公共事業事前評価調書(早川芦安連絡道路)より今はどうなっているのだろうと思って検索してみたところ、次のような情報がヒットしました。これがナゾ。日本工業経済新聞社300号は22年度目標 中部横断の周辺道路整備で知事答弁...
View Article早川芦安連絡道路の環境対策ってどうなってるのさ?
前回に引き続き早川芦安連絡道路のナゾについてです。Google Earthで早川芦安連絡道路の早川町側での建設予定地を確認してみたところ、昨年4月の画像が用意されていました。コピペして貼り付けます。上の地図でいうと「泰平橋」のところです。比較のために、工事着手前に撮影された航空写真も貼り付けておきます。国土地理院ホームページ 電子国土Webより複製...
View Article静岡県側非常口を使うのはどんな非常事態?
ホームページ移行に加え、今度は今年12月にYahoo!ブログのサービス提供が中止になるとの通知がありました。とうわけで、移行作業中です。この際だからパソコン内に保存してある古い画像やダウンロードした資料なども整理しているのですが、その中に次のような画像がありました。静岡県の作成した東海地震/南海トラフ地震発生時の被害想定の資料からコピペしたもので、緊急車両や支援物資の輸送に使われる重要な道路路線が、...
View Article真っ白け
3月8日、JR東海が静岡県内中央新幹線建設工事に伴う工事施工ヤードA造成作業等(宿舎等工事関連)における環境保全について〔・中央新幹線南アルプス新設(静岡工区)工事...
View ArticleJR東海の提示は2014年から変わってない
さきほど開いた静岡新聞夕刊に「湧水量超過でリニア工事中断 JR東海、静岡県連絡会議で提示」との見出しの記事がありました。ネット配信もされています。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190313-00000032-at_s-l22要点を引用します。...
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