３月８日、JR東海が
静岡県内中央新幹線建設工事に伴う工事施工ヤードＡ造成作業等（宿舎等工事関連）における環境保全について〔・中央新幹線南アルプス新設（静岡工区）工事 ・静岡県導水路トンネル新設工事〕
というものを作成、公表しました。
南アルプス山中の山林を切り開き宿舎を建てるというわけで、動植物への影響が懸念されます。というわけで、以下に示す通り、重要な種等の生息・生育地の回避検討をしたそうです。
工事施工ヤードAの周辺には、図３-２
及び表３-１
に示すとおり、重要な種等の生育・生息地が存在することから、図３-３
に示すとおり、観光保全措置として、重要な種等の生育・生息地の回避検討を行い、重要な種等への影響について、回避を図った。その結果、一部の重要な植物種については、回避のための措置を講じても生育環境が十分に保全されないと考えられたため、「３-６ 重要な種の移植・播種」に示す通り、代替措置を実施することとした。
移植・播種の対象とした個体の生育位置及び移植・播種の実施予定箇所については図３-１０～図３-１４に示した。
以上、全く内容がわかりません。
それと「移植予定」とあるけれど…
とっくに移植済みらしい。
どういうこと？
重要種の位置を公開してしまうと、マニアや悪質業者が押し寄せるという可能性はある。しかし場所を特定するデータを伏せて、検討状況を知らせることは可能だと思う（生育地／個体数の何％が減るとか）。現に他の事業ではそういう手法がとられている。何より、既に移植したのなら、元々の生育状況を隠したところで意味はないだろう。
どうしてふつうにやらないのだろう？
九州新幹線の事後調査報告書