新元号発表当日の静岡新聞トップを飾ったのはこんな記事でした。
さらに社会面にも大きな記事が載りました。
ウェブ上にも配信されています。
こちらは先週土曜日の朝刊。
ついでに今年元日の記事も載せておきます。
話の流れとしては、
サクラエビ水揚げ量が激減
⇒原因を探せ
⇒乱獲説、水温変化説、黒潮蛇行の影響説、富士川の水質悪化説などなど
⇒そういえば最近富士川・蒲原発電所の放流水が濁ってるぞ
⇒富士川水系の水を調べてみよう
⇒富士川支流の早川の水がおかしい
⇒雨畑ダムの堆砂、中部横断道やリニアの工事が水質悪化の原因か?
という感じです。
今言えることは、サクラエビ資源量減少の原因を究明していく過程で富士川水系(主に早川)の水質悪化が明るみに出たというだけであって、まだ因果関係は不明ということにご注意ください。
・・・以下、個人的な疑問
●早川町でリニアの工事が開始されたのは2015年12月です。しかし富士川流域では、それよりずっと前から中部横断自動車道の建設工事が進められてきました(国交省直轄区間は2008年度着工)。今まで川に流された排水・混濁物質の量は、中部横断道の方がずっと多いはずですが、工事最盛期には、河川の水質に問題は起きていなかったのでしょうか?
●JR東海が作成した山梨県版の事後調査計画書によると、工事個所近傍での河川の水質調査は、年に1回渇水期におこなうだけとし、調査結果をまとめた中間報告書でも、やはり年1度の結果しか掲載されていません。頻度が少なすぎるんじゃないのかなあ?