JR東海の提示は2014年から変わってない
さきほど開いた静岡新聞夕刊に「湧水量超過でリニア工事中断 JR東海、静岡県連絡会議で提示」との見出しの記事がありました。ネット配信もされています。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190313-00000032-at_s-l22要点を引用します。...
View Article毎秒3トンの湧水で工事を中断⇒それってどのみち非常事態じゃないのか?
JR東海が、「毎秒3トンに達したら掘削工事を中断する」と提示してきたそうです。これについて、県は「毎秒3トンが適切な数字かどうか検討したい」との反応を示したとのこと。⇒静岡新聞https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190314-00000005-at_s-l22毎秒3トンって、ものすごい量じゃないでしょうか?日光の華厳の滝の流量は毎秒1.0~1.8トンに調節されて...
View Article工事が停止しても2027年開業に変更はない?
中央道と新東名とを結ぶ中部横断自動車道の全線開通が1年遅れる見通しになったそうです。静岡新聞2019/3/19 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190319-00000027-at_s-l22 開通先送りは、2016年に次いで2度目となります。2016年8月20日 静岡新聞記事 工事が遅れているのは、・自然由来の重金属等を含む残土が大量に発生して処理に苦慮...
View Article「理解が得られたと思う」
22日にJR東海の金子社長が記者会見で、大井川の流量保全問題について、「リスク管理の考え方を説明し、理解を得たと思っている」とし、今後は本体工事に向けて県側と話し合いを進め、新年度中の着工にこぎつけたいとの考えを示したそうです。(朝日新聞3/23)リニアトンネル掘削「新年度着手」...
View Articleリニア計画に関わる学術論文、レポートなど
リニア中央新幹線計画に関するレポート、学術論文のうち、ウェブ上で一般公開されているものを集めてみました。なお週刊誌、ビジネス誌、政党の広報誌は除きます。 【計画全般】須藤 晋(2018) 「リニア新幹線の整備促進の課題―トンネル工事が抱える工事遅延リスク―」 国立国会図書館 レファレンス...
View Articleリニア工事で富士川と駿河湾が汚濁?
新元号発表当日の静岡新聞トップを飾ったのはこんな記事でした。さらに社会面にも大きな記事が載りました。ウェブ上にも配信されています。山梨・早川本流も強い濁り 雨畑ダムと別、静岡県が原因調査へダンプの列、残土の山 土ぼこり舞う川沿い...
View Article早川での水質調査は年1回だけ?
昨日の続きになります。静岡新聞社が環境調査会社と協力して行った調査によると、蒲原発電所放流水の濁りの原因と目されていた雨畑川だけでなく、雨畑川合流点よりさらに上流側の早川本流でも強い濁りが確認されたそうです。しかし記事中にあるように、早川のずっと上流側の地点では濁りが確認されなかったとのことです。この間にあって濁りの原因になりそうなもの…というと、土砂崩れ、砂利採取、中部横断道からの発生土、そして現...
View Articleダム堆砂でリニア発生土の行き先は閉ざされそうな気がする
前回のブログ記事と重複しますが、早川本流の濁りと、リニア工事とは、因果関係は薄いと思われます。衛星画像上では、山崩れを抱えた湯川合流点から早川が濁り始めるのが明白ですし、地元の方のお話では、3年前から発電所の長期改修工事が続いている影響もあるそうです。山梨県の長崎知事の記者会見内容からも、そのことを既に把握していることが感じ取れます。「リニア」という言葉が出てきたのは、①静岡県の川勝知事によるJR東...
View Article水生生物の事前移植? ―不確実性の多い事業での事前移植は危険では?
静岡県庁で開かれた会合において、JR東海側が、河川流量が減少しそうな場合は、事前に水生生物を他の場所へ移殖することを提案したそうだ。中日新聞 着工前に水中生物移す リニアトンネル、JR東海が提案提案によると、工事によって沢の水が枯れることが予想された場合、魚や河川に生息する生物を別の場所に移す。植物も移植する。...
View Articleどうでもいいけど「ブラタモリ」
先週の土曜日(13日)に、NHKの人気番組「ブラタモリ」で、甲府盆地が取り上げられていました。番組冒頭の数分間、タモリさんがリニア実験線に体験乗車し、社内で「タモテバコ(番組のお題)」を渡されるという流れになっていました。まあ、一つの名所であるには違いないけれど、番組のテーマ(甲府盆地の自然環境)との関係がよく分からず、ちぐはぐ感が残ったのは事実です。私は「ちぐはぐ感」しか感じなかったわけですですし...
View Article河川法第三十一条(原状回復命令等)に対応できるのか?
4月15日に静岡県庁で開かれたJR東海と有識者との協議を伝える記事に、興味深いやり取りが掲載されていました。大井川流量減対策、JR回答に委員ら苦言...
View Article早川町内の発生土処分は行き詰まりそうな気がする
駿河湾に注ぐ富士川水系の濁水について、山梨県と静岡県とで共同で調査を進めることが決定したそうです。静岡新聞 富士川の濁り、徹底究明で一致 静岡・山梨知事https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190424-00000003-at_s-l22もっとも、濁りの要因のひとつが、某民間企業の所有する雨畑ダム(山梨県早川町)の堆砂にあることは間違いないようです。静岡新聞...
View Article大井川の流用保全をめぐるやりとり
10連休中をはさんでここ一月ほど、異常に忙しくしておりまして、今回が令和はじめての更新となります。。。ここのところ、南アルプストンネル建設にともなう大井川の環境保全をめぐる動きが活発になっています。正直、状況の変化についていけず、全容を把握しておりません。というわけで、大井川の流量保全について主だった出来事を時系列に並べてみました。まず、話がこじれた発端は、環境影響評価準備書にて流量減少が予測された...
View Article早川町内で砂利採取業者が汚泥投棄?
富士川の濁水問題が、思わぬ方向へ拡大しています。昨日の静岡新聞の記事によると、山梨県早川町内にて砂利採取業者が、汚泥を雨畑川に投棄していることが明らかになったとのことです。【静岡新聞】山梨・雨畑川に汚泥投棄...
View Article廃止となった場合のトンネルの河川敷地占用はどうなるのか?
―仮に、将来リニア中央新幹線が廃止となったり、JR東海という企業が存続できなくなった場合ても、大井川の流量維持は当社がしっかり引き継ぐ―先日、静岡県庁での会合や、その後に開かれたJR東海の社長さんの会見で、こうした見解が示されました。https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/623124.html?news=627692けれども、河川につ...
View Article発電用水はどうなる?
今日の静岡新聞の記事です。リニア、追加の準備工事容認 静岡県見解案、提出へhttps://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/638833.htmlリニア、JR対応...
View Articleもともと無計画なんだから遅れても不思議じゃない
JR東海の社長さんが、南アルプストンネル静岡工区着工の遅れにより2027年開業が遅れるかもしれない―とおっしゃっています。朝日新聞https://www.asahi.com/articles/ASM5Z5V2SM5ZOIPE034.htmlNHK NEWS...
View Article「2027年開業目標が遅れることは受け入れがたい」
愛知県の大村知事が「静岡工区が工事に取り掛かれず、2027年の開業目標が遅れることは受け入れがたい」とおっしゃったそうです。【東海テレビ】「リニア開業の遅れ受け入れられない」愛知県知事が懸念 静岡での工事反対受けJRが可能性に言及 6/10(月) 12:06配信...
View Articleリニア遅れ 国による調整は難しいであろう
リニアの南アルプストンネル静岡工区が着工できず、2027年開業が遅れる可能性をJR東海が示唆したことで、愛知県知事が「国が前面に出て調整すべきだ」とおっしゃっているそうです。【東海テレビ】リニア2027年開業どうなる…「何のメリットもない」と反対の静岡県知事に愛知県知事が“クギ” 6/10(月) 18:55配信...
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