長野県区間約50㎞での残土発生量の試算が出されたそうで、記事になっています。
一部を引用。
リニア、県内トンネル掘削残土は950万立方メートル JRが試算 信濃毎日新聞8月05日(月)
2027年の東京―名古屋間の開通を目指すリニア中央新幹線計画で、JR東海は5日、県内路線(約50キロ)のトンネル掘削に伴う残土量が概算で約950万立方メートルに上るとの試算を公表した。東京ドーム7・6個分に相当する膨大な量。残土量が判明したことで、今後、処理方法など県内自治体の対応の在り方について議論が本格化することになる。
http://www.shinmai.co.jp/news/20130805/KT130805ATI090002000.php
2027年の東京―名古屋間の開通を目指すリニア中央新幹線計画で、JR東海は5日、県内路線(約50キロ)のトンネル掘削に伴う残土量が概算で約950万立方メートルに上るとの試算を公表した。東京ドーム7・6個分に相当する膨大な量。残土量が判明したことで、今後、処理方法など県内自治体の対応の在り方について議論が本格化することになる。
http://www.shinmai.co.jp/news/20130805/KT130805ATI090002000.php
トンネル部分の掘削断面積100㎡の前提、そのほか斜坑等からの発生も合わせ、50㎞で950万立方メートル。
ものすごい量です。
南アルプスを横断する部分の長さは52㎞ありますので、単純に考えれば、南アルプス横断トンネルから発生する量はおおよそ1000万立方メートルとなります。
以前、このブログではトンネルの掘削断面積を115㎡と見なし、斜坑1本や非難通路を加え、残土の発生量は最低610万立方メートルと見込んでいましたが、考え方が甘かったようです。
5ヶ所(山梨県富士川町鰍沢、山梨県早川町新倉、静岡市二軒小屋、長野県大鹿村釜沢、長野県豊丘)の搬出口から、作業日数2800日で掘り出せば、1ヶ所当たり毎日714.3立方メートル。
砂岩の比重2.5をかけると重量にして約1786トン。
大型ダンプカー200台分。
砂岩の比重2.5をかけると重量にして約1786トン。
大型ダンプカー200台分。
毎日ダンプカー200台分の土砂が発生…!?
この残土が発生するのは平地でも港湾でもありません。
人里離れた南アルプスのど真ん中です。
どうやって運び出すの?
どうやって処分するの?
どこが環境に配慮した計画なの?
どうやって処分するの?
どこが環境に配慮した計画なの?