このような記事があることを教えられました。
記事の主旨は、男性ばかりの職場での女性の活躍を取り上げたものですが、それとは全く異なるところが気になりました。
文中に
【車両工場の整備担当者は、すべての工具を輪郭線上に置く「姿置き」で管理する。1つでもなくなれば車両は工場を出られず、見つかるまで探し出すことになる。】
とあります。これはおそらく、工場をはじめとして様々な職場でもいえることだと思いますが、ことさら気になったのは次の部分。
【リニア車両の整備では、工具類の管理はさらに厳重だ。強力な磁力で工具が超電導磁石についてしまい、そのまま走行すれば大事故につながる危険性があるからだ。】
うーむ・・・。
この記事でいう「工具」がどのようなものか分かりませんが、一般的な感覚としては、ドライバー、レンチといったサイズのものも含まれるかと思います。
このサイズのものでも事故につながりうるのでしょうか?
だとしたら、ガイドウェイ内への障害物侵入対策は厳重にせねばならないと思います。
リニアは地上区間は全て高架橋であり、駅部分でも走行路盤は壁でホームから仕切られているので、人による妨害事件は発生しにくいでしょう。
ではカラスは?
なにしろレール上に置き石をして運行トラブルを起こしたことがあります。
産経新聞(2013.6.8)
レール置き石の“容疑者”はカラス ヒトとの知恵比べ JR阪和線
浮上走行するリニアの場合、カラスが運んでくるようなサイズの小石程度なら接触せずに済むと思いますが、鉄製品だったらどうなるのでしょう?
カラスは、巣作りの材料として針金ハンガーを好んで使うことが知られています。
また、ゴミを荒らすのが好きですから、空き缶をくわえて飛んでゆくこともあるかもしれません。
そのため、ガイドウェイ内に針金ハンガーや、鉄製のゴミを落とす可能性は排除できないと思うのです。
走行中にペタッとはりつく…?
それによってリニアの走行に影響を及ぼすおそれはないのでしょうか?