Quantcast
Channel: リニア中央新幹線 南アルプスに穴を開けちゃっていいのかい?
Viewing all articles
Browse latest Browse all 483

地元を納得させれければ検討経緯から説明すべき

$
0
0
中日新聞の記事によると、「リニアは国を挙げた事業」であるから早期着手せねばならぬそうです。 

しかし、そんなに大事な事業であるのなら、なぜ早い段階から、地元側に事業へ同意/合意してもらうための情報を提供してこなかったのでしょうか

こちらは今日(11/6)静岡新聞の朝刊記事。
イメージ 1

言われたから渋々情報を小出しにしている――そういう姿勢があからさまです。

難しいデータ、膨大な情報が出されたとしても、一般人には理解できまいとタカをくくっているのでしょうか。

確かに技術的、科学的な面は、一般市民の手に余る問題かもしれません。それでも、専門家顔負けに知識をもった一般市民がいるかもしれないし、積極的に検証しようとする外部の有識者だっておられるかもしれません。

それに、ここまで問題がこじれている背景としては、毎秒2トン減少による現実問題や心配だけでなく、むしろJR東海の進め方が県民の不満・反感を招いている面が否めないと思います。「何でそんなに水が減るんだ?「何で我々が迷惑を受けねばならんのだ?」という根本的な疑問に答えようとしていない。

<検討経緯についてのいろいろな疑問>
・南アルプスルート(=大井川くぐり抜けルート)をいつから検討してたのか?
・ルート選定過程(中央新幹線小委員会)で大井川について触れなかったのはなぜか?
・流量減少はアセス開始まで全く予見できなかったのか?
・「毎秒2トン減少」はこれでも最善策なのか?
・なぜ情報は小出し/後出しなのか?
・なぜ導水路案はアセス段階で提案できなかったのか?


わだかまりを解消して「事業へのご理解」を取り付けたいのなら、同社がこれまで行ってきた検討経緯を隠すことなく説明する必要があると思うのです。

これは、大井川の水だけでなく発生土処分でも同じでしょう。



国家的な意義云々…という主張でごまかそう、押し通そうとするのは、かえって反発を招くだけじゃないかな?



Viewing all articles
Browse latest Browse all 483

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>