川沿い崩壊地に土石流のモトを置く
西日本各地で相次いだ土石流災害の映像を眺めていて思ったのですが、川沿い、しかも崩壊地の真下に大量の発生土を置くことは、やはり間違っているのではないでしょうか。JR東海が静岡県大井川上流部に計画している発生土置き場案はコレ。第6回静岡県中央新幹線環境保全連絡会議へのJR東海提出資料より複製2016年のGoogle Earth画像に重ね合わせてみます。発生土置き場付近をクロースアップします 国土地理院...
View ArticleいるみたいだけどJR東海には見つけられない?ヤマトイワナ
南アルプスの大井川源流に生息しているヤマトイワナの保全とリニア計画とをめぐる、一連の議論と問題点です。先日、昨年度の調査結果が報告されたことを踏まえ、2015年に書いた文章にその後の動向を踏まえて手直ししています。【要旨】...
View Articleブッポウソウ騒動と林道東俣線での野鳥調査
長野県内でJR東海によって進められている道路整備事業において、工事現場近傍に営巣していたブッポウソウという野鳥が巣を放棄したことが報告され、一時工事がストップする事態となっています。7/14 中日新聞 中川のブッポウソウ姿消す リニア工事、一時中断http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20180714/CK2018071402000024.html7/14...
View Articleリニア反対運動はガチの反対派しか相手にしてくれない?
とあるリニア反対グループのホームページ作者A氏から「お前は我々反対派に会ったこともないのに反対派の悪口を書くな」との抗議を受けました。なんでも、以前のブログで「反対派の中に若い世代は少ないように見える」と書いたことがお気に召さなかったらしく、「実際には若い人もいるのに年寄りばかりという悪印象を抱かせる。邪魔をするな」ということらしいです。で、それが発端となって「お前(当方)が喧嘩を吹っかけてきた」と...
View Article林道東俣線ロードキル対策はどうなった?
唐突にヘビの写真であります。アオダイショウです。自転車であやうく引いてしまうところでありました。全身は見えませんが、たぶん体長1.3mくらいだと思います。今年7月、静岡市駿河区の安倍川堤防での出来事。2mくらいまで近づいても逃げなかったので写真を撮ることができたわけですが、ヘビって、意外と鈍感なんですかねぇ。山沿いの道路では、よくペシャンコになっているのをみかけますし・・・。◇ ◇ ◇...
View Article県の同意なく着工したら工事は進められなくなりそう
ブログの訪問者カウンターが、このブログとしては尋常でなく増えていて、びっくりしました。何じゃいと思ったところ、こんなYahoo!ニュースがありました。【毎日新聞】<JR東海>リニア中央新幹線 静岡県の同意なく着工を検討https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180905-00000006-mai-soci...
View Article大井川流量問題 ちゃんと情報開示してください
そういえば環境影響評価書への国土交通大臣意見(2014年7月)に、こんなことが書かれていました。JR東海が南アルプストンネル静岡工区で事業を進めずにいるのは、ここで言われているような、適切な説明や連携がなされていないためだと思うのであります。最近、JR東海の偉い人たちが、折に触れて「合意が無くても着工できるぜ!」みたいなことをおっしゃっておりますけど、そんなことをしたら地元(行政・県民感情)を敵に回...
View Article結局一度も意見を受け付けることなく工事開始
静岡市の南アルプス山中に向かう林道東俣線は、市の条例により車両の通行が禁止されている。通行の際には申請を行い、許可を得ねばならない。昨日、JR東海は宿舎建設のために車両を通行させる必要があるとして静岡市に申請を行い、今日(14日)、許可が出たそうで、早くも18日には宿舎建設に取り掛かる意向を示しているらしい。Yahoo!ニュース 9月18日にリニア準備工事開始 JR東海 作業員宿舎建設へ...
View Articleちゃんと情報公開して意見を聞くべき
JR東海による南アルプス山中での宿舎建設計画。なんでも明日(18日)から始める意向らしい。同社が公表した事後調査報告書への意見提出期限は来月14日なのに、「そんなの関係ねえ」とするムチャクチャなスケジュールであり、さっすが地元軽視のJR東海の面目躍如である。宿舎計画については、具体的な情報提供がないまま環境影響評価手続きが終了した。こんな大雑把な図だったから、環境への影響なんて検証できなかった。(「...
View Article静岡市長が大井川水問題に消極的である件
先日の、JR東海に対する林道通行許可で、「リニア反対派」の方々が静岡市長に憤っているようです。しかし私はそれよりも、むしろ水問題に対する市長の姿勢が消極的であることを気にしています。8/3静岡新聞8/8静岡新聞確かにほとんどの静岡市民は大井川の水に頼って生活しているわけではありませんが、市内を流れる河川の環境を守るのは静岡市の義務ではないのでしょうか。市が作成したユネスコエコパーク管理運営計画にもそ...
View Article「地元の理解を得たい」の「地元」ってどこなのよ?
JR東海の社長さんが、静岡刻くについても「地元の理解を得たい」とおっしゃっているようです。9/6の静岡新聞記事 「リニア静岡工区「地元理解得る」...
View Article菌従属栄養植物
アオキランという植物が、南アルプス山中での宿舎建設により失われる恐れがあるとして、JR東海は昨年秋に移殖および種を採取して播いていたそうです。ブログ作者はハイキング・サイクリングがてら植物を観察することを楽しみとしておりますが、残念ながらアオキランという植物を実際に観察したことはありません。図鑑などで生態を調べてみたところ、次のような特徴があるそうです。・ランの一種で菌従属栄養植物・開花は8~9月・...
View Article移殖したならちゃんと観察・報告すべき
そういえば、宿舎建設に先立って公表されたJR東海の事後調査報告書にはこんなことが書かれています。「移殖個体の変化は特に見られなかった」これに違和感を覚えたのでございます。個人的な感覚ですが、菌従属栄養植物(いわゆる腐生植物)、なかでもランのグループは、地上部分の変化が非常に速いと感じます。ナヨテンマという菌従属栄養の生態を持つランの一種を例にとってみます。一般的には腐生ランといった方が通りがいいかも...
View Articleトンネルばかりになのに事業内で発生土を再利用することが難しい
JR東海が、今度は神奈川県駅の施工業者の募集を開始しました。神奈川県駅は地下駅となり、ここの工事だけで115万立米の発生土が生じます。ほぼ東京ドーム一杯に匹敵する量となりますが、発生土の処分はどうするつもりなのでしょうか?神奈川県内での発生土量は1140万立米。このうち140万立米は川崎港で海岸埋め立てに使う方向で手続きが進んでいますが、残り約9割については目途が立っていないようです。発生土置き場を...
View Article湧水の全量くみ上げをJR東海が打診したらしい
JR東海が、トンネル内への湧水を全て大井川に戻す方針を県に伝えているとの報道がありました。静岡新聞JR東海が姿勢転換「湧水全量回復」 リニア工事大井川問題http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/554550.html産経新聞JR東海、リニア地下水問題で静岡県に歩み寄り...
View ArticleJR東海は永久にポンプを動かし続ける覚悟があるのか?
――単なるシロウトの疑問です――JR東海が、トンネル内の湧水を、全量、大井川にくみ上げることを県に打診したらしい―という報道がなされています。10月20日 静岡新聞リニア・大井川問題 JR東海が協定案、静岡県知事「中途半端」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181020-00000002-at_s-l22...
View Article国立国会図書館作成の資料
国立国会図書館のホームページに「調査及び立法考査局の刊行物」 http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/newpublication.htmlというコーナーがありまして、そこの「レファレンス...
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