昨日のブログの続き。
JR東海、あるいは既成同盟会は、静岡県を迂回するルートを真剣に検討した方がいいと思う。
現状がこうなっていて、
リニア建設による直接のメリットのない静岡県には環境破壊ばかり押し付ける構図になっているから、利害調整ができないのである。
それに加えて、県知事の腹の内に、空港新駅構想だとか南アルプス観光開発といった魂胆があるので、余計な勘繰りを招いてしまっている。
そう。
静岡県はマジでウザいのである!!
というわけで、静岡県をルートから外したほうがいい。
こうすれば万事解決である。
リニア建設による利害は既成同盟会参加都県の内部で終始させればよい。
静岡県を巻き込む必要はない。
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国土地理院ホームページ 電子国土Webより複製・加筆
赤の点線がブログ作者の提案するルートである(黒実線は地上区間)。実際のルートは紫の点線。山梨県駅を出てから新山梨環状道路沿いに進み、JR身延線を越えたあたりで南に向かう。
そこで南に曲がらず、西北西に向かうのである。中部横断道南アルプスインター付近を通り、南アルプス市曲輪田地区のあたりでトンネルに入る。ここから県境の分水嶺までは登り勾配を40‰とする。
櫛形山の北端をトンネルでくぐり、芦安温泉の東側で御勅使川を橋梁で越える。
そこから南アルプストンネルとなる。
芦安温泉の北側~大崖頭山付近を経て、「あるき沢橋」のあたりで野呂川をトンネルでくぐる。土被りは300~350mくらいになる。
野呂川から西に向かい、間ノ岳と北岳の鞍部になる北岳山荘の下を通り(土被り約1700m)、長野・山梨県境をくぐり、ここからほぼ水平に西南西に向かい、旧長谷村の三峰川第二発電所あたりで地上に出る。
三峰川を橋梁で越えてから二児山をトンネルでくぐる。ここからは下り40‰勾配とする。
鹿塩川を橋梁で越え、トンネルに入り、小渋ダム湖を長大橋で渡り、松川町をトンネルでくぐり抜け、間沢川を橋梁で越え、豊丘村北西部を通って飯田市駅に向かう。
トンネルは6本。合計長さ約51㎞くらいになる。
櫛形山北縁のトンネル…約3㎞
芦安温泉北~三峰川のトンネル…約25㎞
二児山のトンネル…約7㎞
高森山のトンネル…約6㎞
松川町のトンネル…約7㎞
豊丘村のトンネル…約3㎞
芦安温泉北~三峰川のトンネル…約25㎞
二児山のトンネル…約7㎞
高森山のトンネル…約6㎞
松川町のトンネル…約7㎞
豊丘村のトンネル…約3㎞
実際の計画ルートではトンネル7本、合計52.5㎞、早川町新倉~大鹿村小渋川のトンネルが最長で25019mだから、事業規模はほとんど変わらない。
JR東海が「回避すべき」としていた「櫛形山周辺の脆弱な地質エリア」は北に回避できる。大井川導水路建設&維持管理費のような余計な費用は不要。早川j上流部の南アルプス国立公園内部で大掛かりな工事が想定されるが、本当に国策ならば自然公園法第四条に照合して問題ないはず。
この案がダメだというなら、「どうしても静岡県を通らなければならぬ理由」を説明してほしい。