ユネスコ・エコパーク構想 リニア長大トンネル工事への対策なんてあるのかな?
さる8月17日、山梨県南アルプス市において、山梨・長野・静岡10市町村が南アルプスをユネスコ・エコパーク登録しようということで基本合意書の締結を行いました。 ユネスコ・エコパークとはなんじゃい?...
View Articleリニア中央新幹線は東海地震時の迂回路になると思いますか?
「リニア中央新幹線は東海地震で東海道新幹線が寸断されたときのために是非とも必要である」 相も変わらず、新聞やネット上で見かける論理です。 一般の人々だけでなく、JR東海が建設の大きな理由として掲げているし、国交省中央新幹線小委員会の答申にも掲げられているし、ネット上でも「リニア建設すべし」の根拠としても掲げられています。 なんでみんな、信じ込んじゃうんだろう...
View Articleもうすぐ環境アセスメント結果が出されそうです
もう間もなく、JR東海から環境影響評価(アセスメント)の調査・影響予測・対策をまとめた「準備書」という文書が公表されることと思います。 準備書に対しては、公表された日がら1ヶ月+2週間のうちに意見を出すことができます。 一般の国民が環境面に対して意見を述べることのできる、最後の機会です。 やみくもに「断固反対!」とか「ぜひ期待したい」といったことを書いても、な~んの意味もありませんのでご注意を。...
View Article問題点に目をつむっているのが一番の問題点!!
「否定するのであれば、それを越える案を提案すべき」という意見を頂きました。 このリニア計画、否定するような要素が俎上にあがったこともないし、慎重な人が政策策定に加わった様子もない。市井の意見を汲み取る機会もない。それ以前に、必要性についての議論すら行われていないのが実情です。新技術とはいえ、リニア中央新幹線も交通インフラであることには違いありません。...
View Article大地震。南アルプスからどうやって「下山」させるのかな?
昭和57年8月1日午後、台風10号が愛知県中部に上陸。本州を縦断して日本海へ抜けました。この台風、マーシャル諸島東方で発生して西よりに進み、小笠原西方で北向きに進路を変え、そのまま本州中部を縦断するという、若干変わった進路をとりました。 台風がまっすぐ北上する場合、その東側ではずっと南よりの湿った風が吹き続け、降水が長時間に及び、雨量が多くなります。...
View Article只見地域と南アルプス地域をエコパークに推薦することが決定
本日、日本ユネスコ国内委員会の「自然科学小委員会人間と生物圏(MAB)計画分科会」が文部科学省にて開催され、登録申請の出ていた只見地域(福島県)と南アルプス(山梨・長野・静岡10市町村)を、ユネスコに対してエコパークに推薦することが決定されました。 文部科学省http://www.mext.go.jp/unesco/001/2013/1339323.htm...
View Articleユネスコエコパーク国内推薦決定 続報
昨日、日本ユネスコ国内委員会の「自然科学小委員会人間と生物圏(MAB)計画分科会」が文部科学省にて開催され、登録申請の出ていた只見地域(福島県)と南アルプス(山梨・長野・静岡10市町村)を、ユネスコに対してエコパークに推薦することが決定されました。...
View Article南アルプス山中で残土処分。どこが環境配慮なのでしょうか?
9月6日の静岡新聞朝刊より 『リニア中央新幹線の整備計画に伴い静岡市葵区の南アルプスで掘削される長大トンネルの建設残土(排出土)について、JR東海は5日までに、南アの現地で残土を処分する方針を固め、複数の処分候補地を挙げて最終調整に入った。』http://www.at-s.com/news/detail/775160482.html...
View Article残土300万立方メートル&穴だらけ 南アルプスはお砂場じゃないんだから
今日は朝刊を開いて驚きました。 南アルプス長大トンネル、静岡県部分からの残土発生量は300万立方メートル。斜坑は2本。http://www.at-s.com/news/detail/775162812.html(静岡新聞) 環境アセスメントは環境した事業案を検討するものですが、これのどこが、「環境配慮」なのでしょうか?...
View Article穴だらけ 残土だらけ 南アルプスは公園の砂場じゃないんだから!
あさって18日に、リニア中央新幹線の環境影響評価準備書が公表されるそうです。 これまで、2年前に公表された方法書に示された調査内容と、それに対する自治体・一般市民の意見をもとに調査・環境への影響の予測が行われており、その予測結果と対応策とを記載した文書のことを準備書とよびます。...
View Article準備書公表 フタをあければ残土だらけ穴だらけ
リニアの準備書が公表されました。 テレビで「駅とルートの案を公表」と大きく扱われていますが、準備書は環境影響評価の結果を報告する文書であり、こちらが重要視されねばなりません。...
View Article南アルプスのトンネル全体像
南アルプスは山梨・静岡・長野3県にまたがっています。 環境影響評価も都道府県単位に行われます。それゆえ、準備書に記載された各種の図も、県境でばっさち切られてしまっています。 しかし境界線を引いたのは人間の勝手な都合。 当たり前ながら動物の行動も植物の分布も、風景も水の流れも、県境とは関係なくつながっています(まあ、山の尾根なら水の流れは途切れてますが)。...
View Articleリニア環境影響評価準備書の問題点 疑問点
環境省のホームページに、環境影響評価準備書の見方、読み方、そして意見提出方法についてまとめられたページがあります。 「アセス助っ人 準備書を採点する」http://www.env.go.jp/policy/assess/1-3sanka/3/mes/mes_sim021.html かなり参考になります。ぜひこのページをご覧になって、意見を提出していただきたいと思います。...
View Article準備書意見というもの
環境影響評価制度というものは、環境保全対策方法をまとめた評価書という文書を作成することを最終的な目標としています。 で、事業者は評価書を作るために、下調べとしていろいろと調査をおこないます。調査には、文献資料の調査、現地調査、数値予測など様々な手法が用いられます。 その調査結果をまとめ、環境保全対策の案をまとめた文書のことを準備書と言います。いわば、評価書の下書きです。...
View Article南アルプス横断仰天計画 標高2000mの残土捨て場&毎日ダンプ1700台
環境影響評価制度というものは、環境保全対策方法をまとめた評価書という文書を作成することを最終的な目標としています。 で、事業者は評価書を作るために、下調べとしていろいろと調査をおこないます。調査には、文献資料の調査、現地調査、数値予測など様々な手法が用いられます。 その調査結果をもとに環境保全対策の案をまとめた文書のことを準備書と言います。いわば、評価書の下書きです。...
View Articleやはり残土で南アルプス貫通はムリ!!
昨日5日をもって、準備書への意見提出が締め切られました。 各方面から意見が出され、いくつかはウェブ上でも公開されています。私も意見を出しましたが、その内容については、おいおい掲載していこうかと思います。 とにかくこの準備書、問題が非常に多い。別にリニアに批判的だからそういうまなざしで見ているというわけではなく、本当に雑なんです。問題がいっぱいありすぎて、どこから説明していこうか迷ってしまう・・・。...
View Article「残土は9割リサイクル」というまやかし
大井川源流部の工事予定地 JR東海環境影響評価準備書より転載 準備書によれば、大井川源流部へは360万立方メートルの残土が掘り出されるらしい。そのうち9割をリサイクルするのが目標で、それでも余ってしまう残り1割は、7ヶ所の「発生土置き場候補地」に「適切に処理」するそうだ。 でもこの計画は矛盾だらけなのである。...
View Articleリニア工事による大井川渇水の数字がナゾ
残土問題の続きを書こうと思ってましたが、本日の静岡新聞夕刊一面に次のような記事が出ていました。 「リニア渇水」下流懸念 大井川の流用減少と予測 15団体意見書提出 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131108-00000030-at_s-l22 というわけで、ちょっとこの問題について簡単に触れようと思います。...
View Article流量予測が全くあてにならない
残土問題の続きを書こうと思ってましたが、大井川の渇水問題に関連し、流量予測の妥当性について続きを書きます。 8日金曜日静岡新聞夕刊の記事です。「リニア渇水」下流懸念 大井川の流用減少と予測 15団体意見書提出 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131108-00000030-at_s-l22(静岡新聞記事)...
View Article水環境予測・調査がデタラメ
残土問題の続きを書こうと思ってましたが、大井川の渇水問題に関連し、流量調査・予測の妥当性について、さらに追記して書きます。 8日金曜日静岡新聞夕刊の記事です。「リニア渇水」下流懸念 大井川の流用減少と予測 15団体意見書提出 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131108-00000030-at_s-l22(静岡新聞記事)...
View Article