異例づくめの環境大臣意見その2 大臣意見を無視したら…?
環境大臣意見について続けます。 この後、環境大臣意見を踏まえ、国土交通大臣からJR東海に意見が通達されます。勘違いされている方が多いかもしれませんが、環境省が直接にJR東海へ意見を出したわけではないのでご注意ください。...
View Article評価書にみるユネスコ・エコパークへの認識
南アルプスがユネスコの生物圏保存地域、通称エコパークに登録されました。 おめでとう とはいっても素直に喜べないのが現在の状況。 その南アルプスをぶち抜き、残土を捨て、川の水を抜くリニア計画が進行中…。...
View Article標高2000m残土捨て場は環境大臣意見にも森林法にも反する
環境影響評価書に対する環境大臣意見で「発生土置場(=残土捨て場)の選定要件」が示されていましたので、それを検証してみようと思います。 環境大臣意見2.6 廃棄物(1)発生土②発生土置場の選定要件...
View Article千枚岳直下大井川河原の残土捨て場は環境大臣意見にも河川法にも反する?
環境大臣意見で示された発生土置場(=残土捨て場)の選定要件について、JR東海が静岡県内の南アルプス山中で選んだ候補地が、それを満たしているかどうか検証しています。 環境大臣意見2.6 廃棄物(1)発生土②発生土置場の選定要件...
View Article標高2000m稜線上に残土を捨てなきゃリニアは完成できない!
リニアは、山梨県富士川町(旧鰍沢町)から静岡県北端を経て、長野県飯田市へと抜けていく計画です。この間に長短6本のトンネルを想定しています。 今回のブログを読んでいただくにあたって、ちょっと南アルプス部分での路線のおさらい。《路線の概略》Googleの地図を複製、評価書をもとに加筆山梨県富士川町最勝寺(標高280m)から丘陵地帯のトンネルに入る。 1本目のトンネルは長さ約850~900m。...
View Articleリニア反対派の声がおかしなことになりつつある懸念 (ご意見どうぞ)
前回も書きましたが、最近、リニア反対派の人々の中でも、「声の大きな人々」について非常に憂慮しています。「お前も同じ穴のムジナだろ」というご指摘は承知のうえですので、ご批判がございましたら、どうぞよろしくお願いします。m(_ _)m ◇ ◇ ◇ ◇...
View Article評価書への国土交通大臣通知 リニア計画を批判するなら評価書を読んでくれ!!
環境影響評価書に対する国土交通大臣意見がJR東海に通知されました。手続き上、JR東海は国土交通大臣意見を勘案して評価書の内容を補正し、そこで、環境影響評価手続きが終了します。 その後、全国新幹線鉄道事業法や鉄道事業法の手続きに基づいて事業認可申請をおこなうこととなります。つまり全国新幹線鉄道事業法や鉄道事業法で必要とされた書類や図面を国土交通省に提出し、審査を受けます。...
View Article南アルプス標高2000m残土捨て場ってこんなイメージかな?
最近、やたらと忙しくて久しぶりの更新です。 とーとつですが、手前の河原から、矢印の先にある稜線まで大量の土砂を運び上げるという話を聞いたらどう思われますか?普通の感覚なら、耳を疑うと思います。何考えているんだ?と、疑問に思うに違いありません。 こんなことを「日本を代表する技術者達が考えている」と聞いたらどう思われますでしょうか? ◇ ◇ ◇ ◇ ◇...
View Articleリニア中央新幹線環境影響評価書 南アルプス静岡県側での疑問点 一覧図
おとといと昨日、静岡県が設けた中央新幹線環境保全会議のメンバーが、JR東海の担当者を交えて、大井川源流部の工事予定地を視察して回ったそうです。静岡新聞の記事へリンク...
View Article「勘案」という言葉
「国土交通大臣意見は抜本的な計画見直しを求めておらず、事業者であるJR東海は、この秋にも事業に着工するとみられる」 先月18日、国土交通大臣意見がJR東海に通知された際、マスコミ各社からはこんなニュアンスの記事が一斉に流されました。...
View Article部分的な環境アセスメント逃れ? 山梨県のリニア関連道路工事
山梨県側の残土運搬用トンネル(?)について気になりました。 山梨県では建設発生土が676万㎥発生するそうです。東京ドーム5杯半に相当します。 なお「建設発生土が発生」と書くと、言葉が重複してしまいますが、お役所(国交省)が「工事で発生した土は残土ではない!有効な資源だ!」と主張するために、こういう妙な言葉を生み出したようです。 面倒なので、この先は残土で通します。...
View Article南アルプス「非常口」は土石流が駆け抜けた非常識な場所? 空中写真から考える
とにかくまあ、調べれば調べるほど、疑問点が出てくるリニア計画。 今回は「非常口」の妥当性についての疑問。 非常口にとカッコを付けたのには理由があります。...
View Article最近、世論誘導型?のリニア記事が目立ちますが・・・。
何やら、唐突にブログのカウンターが増えてびっくりしました。 何だろう?と思って調べてみたら、こんな記事が出回っていたんですね。 (読売新聞記事http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140817-00050131-yom-bus_all) JR東海が2027年の開業を目指して東京(品川)―名古屋間に整備するリニア中央新幹線が、9月中にも着工される見通しになった。...
View ArticleNATM工法でも地下水はドボドボ抜ける? 新東名高速道路のトンネル
リニア中央新幹線は、地上の河川の配置とは無関係にトンネルを一直線に掘るため、大井川はじめあちこちの川で、流量の減少が懸念されます。 このような懸念に対し、JR東海は、環境影響評価書でこのように対策をとるとしています。NATM工法をとることで、地下水の湧出量を減らし、河川流量への影響も小さくできるとしていますね。 NATM工法。 果たして効果はいかほどのものか? NATMとは、New Austrian...
View Article評価書の補正がなされていない。これで事業認可したら違法かも。
リニアは今秋着工! …って、へんな報道が飛び交っています。この先、国土交通省において、環境影響評価法第33条に基づく補正後の環境影響評価書の審査、および全国新幹線鉄道整備法第9条に基づく事業計画等の審査が行われます。...
View Articleリニア新幹線 静岡県版補正評価書の信じがたい間違え
ふっふっふっ…前略 JR東海さま御社の作成されました補正版・環境影響評価書の静岡県版に、信じられないような間違いを見つけましたぞ!! 冗談ではなく、植物に関する項目まるまる間違いという、とんでもない間違いなのであります。国土交通省の審査担当者の方には、このミスを見過ごすことなどございませんよう、くれぐれもご注意願います。 間違いは、「8-4-3植物」というところでございます。 ●間違いの概要...
View Articleなぜ山梨県大柳川での流量をアセス対象にしない? 知事意見・大臣意見を無視
私は静岡市民ですが、地形図を眺めていて、リニア建設による水環境破壊という点で心配になったのが、山梨県富士川町の旧鰍沢町地区を流れる大柳川という川。...
View Article山梨県 大柳川の流量予測はどうなっている?
前回の続き+要点まとめ。 私は静岡市民ですが、地形図を眺めていて、リニア建設による水環境破壊という点で心配になったのが、山梨県富士川町の旧鰍沢町地区を流れる大柳川という川。...
View Article静岡版評価書 ひどいぞ…
現在、静岡市役所において、中央新幹線建設事業に関して市民の声を募集しています。静岡市長の鶴の一声で、「南アルプスを守るために市民の皆様の議論が必要」として、急きょ設けられたものです。 10月2日締め切りとなっております。リニアと南アルプスとの関係について、「なんかおかしくない?」「こうやって守るべき」というご意見をお持ちの方、ぜひ意見を出してみましょう。...
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