「河川管理施設」と「工事原因者の工事の施工」
今回の内容は、シロウトの勝手な想像の世界です。現在、協定締結寸前までいったが県知事の発言により白紙状態に戻った、とJR東海が主張している大井川の流用保全問題。JR東海にとっての負担は、単にポンプで水をくみ上げるだけで、おそらくJR北海道にとっての青函トンネルほどには難しいことではないでしょう。なのに、なぜか「必要に応じて」という一文を入れることにこだわり続け、話が進まない様子であります(前回ブログ記...
View Article大井川導水路は3本目の斜坑か?
JR東海が計画している導水路は、途中で斜坑(非常口)と接続しており、そこで南に工区が分けられて工事契約がなされました。北側(本坑と接続する側)は本坑工事とセットで契約され、NATM工法、断面積は20㎡。南側(大井川に向かう側)は先に契約され、TBM(トンネルボーリングマシン)工法、断面積は10㎡です。水力発電所の導水路なんかも断面積10㎡程度らしいので、単に水を流すだけにしては、妙に規模が大きい気が...
View Article発電用水への影響を無視 ~水利調整は複雑怪奇このうえない
ここのところ、県知事が大井川の流量問題について苦言を呈したと思ったら、今度は中部電力の社長も懸念を示しました。大井川の水利用を左右するのは水力発電なのですが、なぜか今の今まで蚊帳の外に置かれていたので、ついに業を煮やしたのでしょう。電力会社の存在は、導水路を造ってどうにかなる性質のものではないと思います。<おさらい>環境影響評価書では、南アルプストンネルのトンネル建設により、流量が大井川支流の西俣付...
View Articleリニア工事入札で不正か
夕食時にテレビをつけてビックリしました。何がなんだか分かりませんが、とりあえず配信された順にコピペしておきます。 NHK NEWS WEB 12月9日 13時03分リニア関連工事の入札 不正疑いで強制捜査...
View Article名城口非常口 不正入札事件 続き
リニア中央新幹線の名城非常口(名古屋市内)工事入札をめぐって不正があったという事件。入札制度のことなど全く知らぬドシロートでありますが、シロートなりに前々から疑問に感じていることがございます。それは、なぜ工事内容が決まってないのに契約が次々と結ばれていったのだろう?ということです。リニア計画を追いかけているジャーナリスト樫田氏のブログに気になる記事がありました。リニア、南アルプスのトンネル工事は可能...
View Article時間がなけりゃルート変更すればいい
今日の静岡新聞朝刊。不正入札、南アルプストンネル工事計画、「のぞみ号」車両トラブル、ついでに東海道線立往生と、JR東海がらみの話題がいっぱいでした。厚顔無恥…。ぐるりと見まわして、改めて中央の”JR東海社長「計画通り」静岡工区「同意待たず着手」含み”に目を通すと、この言葉が頭に浮かんできたのでありました。―いつまでも時間がある話ではないという認識ちょっとこれは、冗談がキツイなぁと感じました。静岡県民...
View Article談合事件と3兆円財政投融資
リニア建設工事入札が大きな騒動となっています。しかしテレビ番組のコメントなどでは、「工費が高くつくことによって最終的に利用者の負担になるからよろしくない」といったニュアンスで語られるだけに終わっているような印象を受けます。なんか、まだピンボケ気味というか、誰かにソンタクしているのか。一連の報道でもあまり大きく扱われていませんが、建設費のうち3兆円は、「大阪開業を前倒しするため」として国が低金利で貸し...
View Article談合事件は環境影響評価の妥当性に関わるか
リニア談合事件がおおごとになってきています。契約順序昨日~今朝は、どうやら2014年10月の事業認可前から受注調整が行われていたらしい、という報道がされました。産経新聞…関係者によると、4社の土木営業本部などの幹部らは、少なくとも3年前に東京(品川)-名古屋間のリニア工事実施計画(土木構造物)が国に認可される前から受注調整に向けた協議を重ねていたという。 (12/21(木) 7:55配信)...
View Article静岡市はリニア工事の見返りに道路トンネル設置を横暴?
昨日(12月27日)の静岡新聞朝刊の記事です。これに先立つ、22日の静岡新聞記事です。JR提案「おこがましい」 静岡市長、トンネル設置要望巡り http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/439563.html...
View Article次々と問題が噴出した1年だった
年が明けてから1年を振り返りますが、2017年は、リニア計画に内在する問題点が次々と露呈してきた一年だったような気がします。2月には、岐阜県瑞浪市内で計画されている発生土置場において、清水建設など施工共同企業体(JV)が砂防指定地で許可を得ずに土地を掘削し、長さ50mの道路を造成していたことが発覚。発注元のJR東海も法令順守が問われる事態となりました。5月には、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援...
View Articleいろんな視点をもったほうがいいと思うのだ
JR東海に対し、国から建設指示が出されたのは2011年5月のことであった。月日が経つのは早いもので、リニア事業が具体的に動き出してから今年でもう7年目である。当時、中学生だった子供が、今年は新成人というわけだ。リニアの名古屋開業予定は2027年で、大阪開業はアベノミクスによる前倒し計画(?)によれば2037年ということである(国が3兆円を融資することによりJR東海の予定より8年前倒し)。リニア中央新...
View Article工事用車両は島田から川根本町経由で?
昨年12月に、静岡市井川地区で行われた住民向け説明会にて、地元から掲げられていた道路整備に関し、JR東海から「市道閑蔵線沿いにトンネルをほろことなら検討しても良い」という内容の意思表明がなされました。12月7日 静岡新聞 http://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/434291.htmlリニア工事、市道トンネル案に不満...
View Article中央新幹線小委員会の答申は妥当だったのか?
当初より談合”事件”は、罪に問うことは難しいという見解が出されており、やっぱりそんな結末に落ち着きそうな気配を感じます。ところで受注調整といった談合めいたことをやらざるを得なかったのは、●巨大な規模であって人員等の手配が困難になる ●未知の要素や難工事を多く抱えているから発注元-ゼネコン間で事前協議が必要だったといった背景があったためではないか、という指摘がなされています。郷原信郎が斬る...
View Articleおとなしくしてればトンネルをプレゼントされる・・・?
先日のブログ記事と重複する内容ですが、静岡県内でのリニア計画に対する受け止め方について、中日新聞の静岡版に興味深い記事が掲載されていると教えて頂きました。2018年(平成30年)1月28日 中日新聞 静岡版 県道トンネル 新設は難航 葵区井川地区...
View Articleリニア開業で静岡にメリット?
最近、静岡駅にリニア事業推進をPRするパネルが設置されたという話を耳にしました。見に行ってみたところ、縦1m少々、幅2mくらいで、そばにあった「さわやかウォーキング」のパンフレット置場よりも安っぽく、気が付く人の方が少ないんじゃないか、というモノでした。人通りの多いところ故に、立ち止まって写真を撮るのは何となく気が引けたので、写真はありません。もっとも、下記のホームページに掲載されているようなことが...
View Article静岡駅に出現したリニアPRパネル
これが静岡駅構内に置いてあったパネルです。静岡駅に置いてあるにも関わらず、静岡県民が関心を持ちそうなことはあまり書かれていいません。これは前回のブログで指摘した通り、第3回中央新幹線小委員会 配布資料 「超電導リニアによる中央新幹線の実現について(プレゼン版)」...
View Article静岡県内でも発生土90%を再資源化?
リニアのトンネル工事に伴って大井川源流域に掘り出される建設発生土のはなしです。JR東海の計画では、大井川沿いの平坦地に370万立米の発生土を積み上げることとなっています。平成29年 事後調査報告書「導水路トンネル等に係る調査及び影響検討結果」より複製 国土地理院ホームページ 電子国土Webより複製した空中写真にブログ作者が発生土置場等を記入 この場所、●70年位前までは大井川の流れにさらされていた...
View Articleいつ発生土の有効利用率90%⇒いつ南アルプス山中のゴミ扱いになったのか
「発生土置場」という言葉について改めて振り返ると、文章構成がメチャクチャだと思うのであります。①評価書第3章での「発生土置き場」 環境影響評価書を順番に見ていくと、まず「第3章...
View Article発生土は河川区域で「有効利用」できるのか?
JR東海は大井川の源流部に発生土置き場を設ける計画ですが、どんな理屈をひねり出して許可を申請するのか、ある意味で、非常に興味があります。なお、談合事件については私の守備範囲外ですので、全く触れていません。悪しからず。【発生土を有効利用する場合】...
View Article「談合事件」と全国新幹線鉄道整備法第6条
「リニア談合事件」が大騒ぎになっていますが、この手の情報には全く疎い人間です。実を言うと、事件そのものにはあまり興味が湧きません。悪しからず。ただ、こんなことが気になりました。一連の報道の中で、建設業者側が様々な工事計画について主役を担ってきたかのような指摘がなされています。関係者によると、JR東海の以来で体制と鹿島の2社は多額の資金を投じ、事前に技術的検討を重ねた。国が2011年5月に東京-大阪を...
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