山梨県早川町が発生土運搬でとんでもないことになりそう
山梨県内においても工事説明会が開かれています。 一番はじめに開かれたのは早川町。南アルプスをぶち抜く25㎞の長大トンネル東側坑口が設けられる町です。 11/6 読売新聞記事 http://www.yomiuri.co.jp/local/yamanashi/news/20141105-OYTNT50188.html...
View Article聞く方も答える方も「何だかな~」な静岡リニア説明会
昨日18日、静岡にてリニア中央新幹線の工事説明会が開かれました。 会場で配られていた評価書あらましの冊子。中身は準備書と対して変わらない。 18:30に開始。工事説明会というよりは評価書説明会といった印象。ざっと見渡して250~300人ほど。圧倒的に男性が多く、中高年の方ばかりで若い方々は少ない印象。 19:10質疑開始。以下、自分のメモをもとに質疑のやりとり概要。【一人目 焼津市...
View Article大井川の流量減少で影響を受けるものは何か?
環境影響評価書において、南アルプス山中を流れる大井川の流量が毎秒2トン減少するという試算結果をJR東海が出し、流域9市2町ではけっこうな騒ぎになっています。 毎秒2トンという値は流域62万人の上水源としての水利権とも同じ量であるため、「渇水で市民生活にも影響が出る!」というような声まで出てきています。先日、静岡市で開かれたリニア説明会でもかような意見がだされました。...
View Article静岡県民はリニア計画に文句を言う法的な権利がない?
静岡編の環境影響評価書と事後調査計画書を検証していてまたも気になる点がありました。 JR東海は、大井川の水について、事後調査つまりモニタリングを行うとしています。その理由について、評価書には次のように書かれていて、これが気になりました。 赤い線を引いたところに、「地下水を利用した水資源に与える影響の予測には不確実性があることから、環境影響評価法に基づく事後調査を実施する」とあります。...
View Article大地震発生時には南アルプス地下に長時間滞在していただけます?
師走というわけで、いろいろと立て込んでおりまして、久しぶりの更新であります。 リニア中央新幹線は、本当に災害リスクそのものじゃないか?と感じるざるを得ないことを、またも発見…。 南アルプスの自然環境と大井川の水を守ろうと、静岡県庁に中央新幹線環境保全連絡会議というものが設置されました。その議事録や資料を読み返していて、「?」というものを発見いたしました(まあ、そんなものばっかりなんだけど)。...
View ArticleNHKと名古屋 なんかおかしいぞ!
静岡では、NHKにて金曜日の19:30より、ビゲーション中部という番組が放送されています。NHK名古屋放送局が制作た番組らしく、いつも名古屋か北陸の話題が放送されています。 個人的には滅多に見ることのない番組なのですが、本日は 『リニアインパクト ~リニア開業で何が変わるのか~』 という題した放送でしたので、とりあえず見てみようと考えておりました。...
View Article南アルプスでのリニア残土は防潮堤造成には使えません
最近、静岡新聞の投稿欄に、「南アルプスに出されるリニアの残土を海岸に運んで堤防造成に使えばいいのではないか」という意見が散見されます。 このような話、Yahoo!知恵袋でもよく見かけるし、リニアを推進すべきだとする方のブログなどでも見かけます。...
View Article導水路トンネル? 河川生態系対策には一切役立たない!
今日の静岡新聞朝刊に、このような記事が掲載されていました。 http://www.at-s.com/news/detail/1174152379.html...
View Article大井川流量調査結果―こういうのを「情報隠ぺい」と言うんじゃないのかなあ?
前回は、大井川の流量減少が起きた場合の対策としてJR東海が表明した導水路建設案は、生態系への対策としては全く無意味であることを指摘しました。 ところで、これは工事終了後における万一の場合の話。 工事が始まっていない現段階では、先のことはもとより、JR東海がこれまで行ってきたという河川流量調査が、適切かどうか、よく検証しなければなりません。...
View Article河川流量 ―年2回の調査で何が分かるのですかな?―
今年最初の投稿になります。新年早々、無味乾燥&ややこしい話で恐縮ですが、よろしくおつきあいのほど願います。 前回触れたとおり、JR東海は河川流量について、年2回の調査を行うことで年間変動を把握したと主張しています。それから各県の評価書において、事後調査(事業認可後の調査)で、トンネル着工前の1年間、同様な調査を行うともしています。...
View Article大井川水資源検討委員会資料
冷え性でして、そのうえ暖房の効かない部屋にいるので、指先がやたらと冷たくなってしまい、しもやけができてしまったり、キーボードをたたくのが非常に億劫になり、更新が滞っています。 えーと、リニア計画の話です。 国土交通省から事業認可を受け、品川駅と名古屋駅で”着工”してから一月後の昨年12月19日、東京都内にてJR東海主催の「第1回...
View Articleマスコミ批判をする前に
ここ1週間ほどの間に、リニア報道に関して、マスコミに対して「リニアについて異論封じ込めの圧力がかかっているのでは?」という指摘が相次ぎました。 (リテラ 1/15)http://lite-ra.com/2015/01/post-787_3.html...
View Article原発の問題と結び付ける前に…
ウェブ上では、リニア中央新幹線の営業には、原子力発電所の稼働が必要になるのではないかという懸念を頻繁に見かけます。 確かに超電導リニアは、大量の電気を消費します。 2027年に名古屋まで開業した際には27万kw、2045年に大阪まで開業時には72万kWになるという試算がなされており、確かに原子力発電所一機分の出力に相当します。...
View Article南アルプス ユネスコエコパーク管理計画案 パブリックコメント
現在、静岡市では、「南アルプスユネスコエコパーク管理運営計画(静岡市域版)(案)」に対するパブリックコメントの受付を行っています。 http://www.city.shizuoka.jp/deps/seiryuu/pabukome_alps.html 1/30(金曜日)までです。...
View Article「エネルギーの使用の合理化に関する法律」「地球温暖化対策法」
どうもこのリニア計画というもの、複数の行政機関(など)がこれまでに考案してきた環境保全目標に、いろいろと反しているように思われるのであります。国立公園拡張計画とか、ユネスコエコパークとか。その中でも妙だと思うのがエネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)...
View Articleユネスコエコパークとリニア新幹線計画 JR東海の見解はおかしいのでは?
先月、静岡市が南アルプスユネスコエコパーク管理計画案に対するパブリックコメントが募集しておりました。今回、この南アルプスユネスコエコパークとリニア計画との整合性について、考察してみようと思います。とはいっても、いまいち知名度の低いこの言葉。そもそも「ユネスコエコパークって何?」というところから始めなければならないと思います。1970年以降、国連機関であるユネスコが長期的な事業計画として「人間と生物圏...
View Articleユネスコエコパーク理念 「地域社会と連携した持続可能な”開発”」といえるのか?
今回も、リニア計画とユネスコエコパークの理念との整合性について続けます。ユネスコエコパークの移行地域内では、「経済活動」をおなうことが認められています。JR東海は、これを根拠として、リニア中央新幹線の地上工事をおこなうとしています。(移行地域という言葉の意味については前回記事を参照)...
View Articleユネスコエコパークとの整合性 ”持続可能”な開発か?①
南アルプスは昨年6月にユネスコエコパークに登録されています。その環境の保全は、一国の枠を超えて、国際的な責務といえます。ユネスコエコパークの移行地域内では、「経済活動」をおなうことが認められています。JR東海は、これを根拠として、リニア中央新幹線の地上工事をおこなうとしています。環境影響評価配慮書より複製・加筆 環境省のホームページより複製・加筆...
View Article南アルプスユネスコエコパークとの整合性 持続可能な開発か?② 自然環境編
ユネスコエコパーク移行地域内における、経済活動の条件とされている「持続可能発展」という視点からリニア計画の内容について引き続き考えてみます。持続可能性という理念につきましては、前回記事を参照してください。 http://blogs.yahoo.co.jp/jigiua8eurao4/13658126.html...
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