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Channel: リニア中央新幹線 南アルプスに穴を開けちゃっていいのかい?
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全国新幹線鉄道整備法の成立過程 ――高速道路建設のほうがよっぽどマシじゃないですか

ご理解されれば納得されなくても工事を進めるとするJR東海の姿勢。ふつうの民間業者とは、だいぶ性格が異なるなぁと思います。なぜこれほど強い姿勢で臨めるかを考えると、リニア建設事業が単なる民間事業とは異なり、全国新幹線鉄道整備法(全幹法)という法律にのっとっているからじゃないでしょうか?類似の事業である高速道路建設の場合、全幹法に相当するのは高速自動車国道法、国土開発幹線自動車道法といった法律のようです...

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大規模地震対策特別措置法の見直し ”南海トラフ大地震警戒宣言”が発令されたらリニアはどうなる?

リニア中央新幹線を、国が積極的に推進しなければならないとする重大な根拠のひとつが「南海トラフ大地震に備えて交通の二重系統化」です。国土強靭化基本計画のページより複製...

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同じトンネルで事業計画の進み具合が大きく異なると・・・

ここのところ、南アルプスの長野県側において、リニアの建設工事に向け、JR東海が急ピッチで説明会を進めているようです。住民感情を逆なでするようなことをするなどしているようですが・・・。そのJR東海は、「来年初めには斜坑(非常口)の掘削に着工し、2018年初めには本坑に到達、長野側工区の完了は2023年を目指す」と地元に向けて説明しているそうです。こちら(⇒南信州新記事9月8日)...

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リニアからの残土は不要じゃないのかな?―早川芦安連絡道路、不審点が多すぎませんか―

「早川芦安連絡道路って不審点が多すぎませんか?」このようなタイトルを掲げながら、この道路の必要性について言及するつもりはありません。地域のために必要なら早急に造るべきでしょう。必要性とは全く関係なく、事業計画に不審点が多すぎるという話です。リニアの南アルプス横断トンネルの山梨県側にあたる早川町では、昨年12月、形ばかりの起工式が行われました。マスコミからは「南アルプス本格工事開始」と報道されたものの...

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早川芦安連絡道路の不審点 続き ユネスコエコパーク緩衝地域内にて大量の残土処分?

リニア南アルプストンネルの発生土処分の可否を握る(?)早川芦安連絡道路計画。この計画については、前回のブログでの指摘に加え、まだ疑問点があります。環境影響評価書によると、160万立米の盛土面積は7万平方メートルになるとのことです。また、山梨県提示の資料によると、新設される道路のうち地上部分の延長はおよそ750mとみられます。早川と支流の深い谷に橋梁を架けるでしょうから、盛土区間の長さは500m程度と...

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リニア着工の前に中部横断道の発生土を何とかすべきでは?

リニア計画の行方を左右するかもしれない中部横断自動車道の残土問題です。あまり詳しく調べているわけでもなく、また、工区ごとに建設主体が分割されているために、全体像がつかみにくくなっていますが、疑問に感じることを並べてみます。ことし8月20日、静岡新聞に次のような記事が掲載されました。この中部横断道は、山梨県甲斐市の双葉ICから静岡県の清水港まで、富士川沿いの山間部を貫くため、多くのトンネルが設けられま...

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結局、リニア建設の大義名分って何なのさ? ~意義はあっても目的はない

リニア沿線のあちこちで、JR東海の進めるリニア計画について、疑問や不満の声が高まっています。象徴的なのが長野県大鹿村で、一方的な説明会をもとに「ご理解は頂いた」とJR側が勝手に判断、事業着手に迫ろうとしており、地方レベルではありますが、かなり批判の的になっているようです。信濃毎日新聞10月5日社説http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20161005/KT1610...

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トランス・サイエンス問題 「ご理解ください」は科学・技術コミュニケーションの欠如モデル

まるで幕末のペリーによる砲艦外交のような感じで、南アルプス横断トンネルの長野県大鹿村側での工事許容となる、来月1日に”起工式”をおこなう予定だそうです。JR東海や大鹿村行政は、村民の理解が深まったとしています、◇   ◇   ◇   ◇   ◇...

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残土搬出先が決まってないのにトンネル工事を開始した?

引続き科学・技術を社会との”きしみ”―トランス・サイエンス問題―という観点より、リニア計画を考えてみようと思っていましたが、急に妙なニュースが入ってきたのでまた次の機会にします。なおJR東海への財政投融資を目的として独立行政法人、鉄道建設・運輸施設整備支援機構法を改正するための国会審議が行われましたが、当ブログ作者はドシロウト故に言及は避けます。そちらの問題についてはジャーナリストの樫田氏のブログを...

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残土処分先は0.6%しか決まってないのに南アルプス掘削開始? ついでに残土処分リンク集

本日、長野県側の大鹿村において、リニアの南アルプス横断トンネルの起工式が行われました。住民の合意が全く進まないままの起工式ということになったようです。今回の大鹿村における起工式は、先週末に山梨県早川町にて報道陣向けに行われたズリ搬出と同じく、財政投融資実現のための独立行政法人法改正のためにパフォーマンス的な要素が強いのではないかと思います。現時点で残土の処分先がほとんど決まっていないのだからトンネル...

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早川芦安連絡道路~盛土材料は大量にあるのにリニア残土がさらに必要?

本日(11/8)になって急激に当ブログを訪問される方が増えました。福岡で地下鉄工事が原因の大規模陥没事故が起きておりますが、この事故からリニア計画を連想された方が多いことを実感しました。ブログ作者は技術的なことはさっぱり分かりませんが、気になったことを書きます。リニアのトンネルのうち、首都圏と名古屋市付近の区間は「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法」を適用して建設されます。これは①地下室の建設...

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リニアでは陥没事故発生時の危機対応ってどうなっているんだろう?

福岡市営地下鉄の掘削工事現場で大規模な陥没事故が起こりました。これを受けて考えたことです。この地下鉄は道路の下に造られていました。そのため陥没が大規模になりながらも、不幸中の幸いながら、直接の被害は直上の道路(と周辺インフラ)だけで済み、また、陥没発生前に道路を通行止めにすることにより人的被害は免れることができました。一般的に地下鉄は、地上の土地所有者への補償や交渉を避けるために、道路に沿ってルート...

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活発に隆起している山脈を横切るトンネルなんて維持できるのかな?

「世界でも最大級の隆起速度」という触れ込みで、かつては国内の世界自然遺産登録候補にもあがった南アルプス。その活発な隆起の場に、長大トンネルを掘るのがリニア中央新幹線計画です。ホントに大丈夫なのか?最近、財政投融資のために法律改正したとか何とかというニュースがありましたが、そもそも、活発に隆起している山にトンネルを掘って維持管理することが可能なのか?...

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南アルプストンネルは大地震時の地殻変動に耐えられるのか?

前回の続きになります赤石山脈(南アルプス)においては、東海地震/南海トラフ大地震を想定すると、隆起だけでなく水平方向の変動も気になるところです。2011年3月11日の東北地方太平洋地震では、東北地方全体の幅が東西方向に広がったことが分かっています。地震前に比べると、日本海側沿岸は1m程度東に移動したのに対し、太平洋岸は東に3~4m(牡鹿半島では5m以上)移動したため、陸地が引き伸ばされたことになるわ...

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全長286㎞にわたる巨大精密構造物が大地震発生時の迂回路になるのか?

「ここまで来た!超電導リニアモーターカー―もう夢ではない。時速500キロの超世界」 (鉄道総合技術研究所監修) という本に、以下のような記述がありました。72ページより...

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果たしてリニアは庶民的な乗り物か?

「リニアで通勤・通学」...

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JR東海社史より山梨リニア実験線建設について

JR東海より「東海旅客鉄道20年史」という社史が作成されています。この本に山梨リニア実験線建設の経緯が掲載されています。現在のリニア中央新幹線計画を考えるヒントになりそうな内容ですので、一部を抜粋します。なお、運輸大臣通達までの経緯についてはこちらをご覧ください。http://park.geocities.jp/jigiua8eurao4/liner-chronological-tableA.htm...

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事業に協力しろというのなら事業目的の妥当性ぐらい説明してほしい

先月、長野県大鹿村で南アルプストンネル長野工区の起工式が行われました。そしてこのたび愛知、岐阜と続けての”着工”となっています。その一方で住民理解はまるっきり進んでいないように思われます。南アルプストンネルからの残土の処分場候補地は反対運動に直面しています。山梨県や神奈川県ではトラスト運動も行われていると聞きます。住民の反発が強い背景には、事業の進め方がメチャクチャであることに加え、事業推進の意義が...

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山梨県地下水及び水源地域の保全に関する条例

平成26年に制定された水循環基本法について調べようと、内容はチンプンカンプンながら地下水学会誌というものを眺めています。なんでも地下水の保全に対する姿勢は、直接に上水道や各種用水に向きあっている地方自治体のほうが先行しており、その後を覆うように、国としてのあり方を決めるための法律が整備されつつあるようです。特に、阿蘇山由来の豊富な地下水を上水道に利用していることで有名な熊本市の取り組みが参考になって...

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大鹿村小河内沢地下での工事って、どうやって河川法の許可が出たのだろう?

「山梨県地下水及び水源地域の保全に関する条例」や「水循環基本法」を眺めていると、リニア建設は水環境保全の問題をどのようにクリアしてゆくのだろうという疑問が非常に気になります。ちょっと調べてみると ●河川の表流水を占用するには河川法上の許可が必要 ●河川区域の伏流水を占用する際にも河川法上の許可が必要...

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