山崩れ直下の河原に大量残土を置くな!
リニアへの3兆円融資が終了…云々というニュースが流れ、その記事にてリニア中央新幹線の用地取得、残土処理はいずれも、地域住民に丁寧に説明し、理解を得ることが引き続き求められる。難工事が予想される南アルプストンネルなど、各工事はリスク管理も不可欠だ。と書かれていますが、まさにそのリスクの話。◇ ◇ ◇ ◇ ◇...
View Article川勝県知事「リニアは静岡県にとってメリットがない?」
加計学園問題じゃないけれど、「知事はリニアが南アルプスを通ることをいつからご存じだったのですか?」という話がヒジョーに気になります。静岡県の川勝平太知事のことであります。いま開かれている静岡県議会で、南アルプストンネル工事に伴う大井川の流量保全についての質問が相次いで出されている。これに対し、川勝知事からは、不退転の決意をもってJR東海に対策を求めてゆく…云々という回答が出されている。それと同時に、...
View Article静岡市による平成28年度南アルプス環境調査
静岡市の委託事業として行われた平成28年度南アルプス環境調査の結果が公表されました。(静岡市役所ホームページ)http://www.city.shizuoka.jp/041_000081_00004.html 関連情報静岡新聞大井川流量減、導水路効果でJRと差...
View Articleどこでどれだけ水が湧きだすか不明―導水路の事前設計は困難では?
このほど静岡市が公開した平成28年度南アルプス環境調査では、トンネルを掘ったときに、どこでどれだけ水位が低下するかの予測もなされています。(静岡市役所ホームページ)http://www.city.shizuoka.jp/041_000081_00004.html...
View Article工事用道路トンネルも水を大量に飲み込むおそれ
リニア中央新幹線の車両L0系を開発・製造した三菱重工業が、今後の営業用車両の開発・量産からは撤退することを決めたとのことです。http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017081090112031.htmlビジネスのことなどさっぱり分かりませんが、三菱重工業はジェット旅客機MRJの完成遅れ、豪華客船事業の不振・撤退、アメリカでの原子力発電所トラブルでの巨額補償など懸...
View Article南アルプストンネル山梨工区の状況が公開された
昨日(23日)、リニアの南アルプストンネル山梨工区にて、坑道内部の工事現場が報道陣に公開されたそうな。それで、各社が一斉に報道しているのであります。産経新聞https://ord.yahoo.co.jp/o/news/RV=1/RU=aHR0cHM6Ly9oZWFkbGluZXMueWFob28uY28uanAvaGw_YT0yMDE3MDgyNC0wMDAwMDA0Mi1zYW4tbDE5;_yl...
View Articleそういえばどうなったんだ? ―林道東俣線の取り扱い
後述するように新聞を読んでいて思い出したのですが、南アルプス静岡工区での林道整備計画はどうなったのでしょうか?JR東海は今年6月、南アルプストンネル静岡工区でのトンネル施工業者の募集を開始しました。今年10月まで業者を募集するとのこと。 (6/8...
View Article早川芦安連絡道路の環境調査ってどうなったのさ?
山梨県内では、リニアの南アルプストンネルからの大量発生土を早川芦安連絡道路の整備や駐車場造成に使うという計画があります。これは早川町北部と南アルプス市芦安地区とを、長大トンネルで結ぼうというもので、坑口近くの地上区間で、橋をかけずに大規模な盛土で谷を埋めてしまおうというものらしい(盛土区間の位置は公式には不明)。...
View Articleリニア計画では「事業認可にあたり、大臣意見を守らなくていい」わけがないと思うのだ
ここ数日、複数のとリニア関連の報道がネット上に配信されていますが、それらとは全く視点の異なり、環境影響評価手続きの話です。リニア計画の問題点を追いかけているジャーナリスト樫田氏のブログに興味深いことが書かれていました。環境影響評価書の疑問点について国土交通省担当者とやり取りをしているうちに、本題とは少し離れたところで、事業認可にあたり、大臣意見を守らなければならないとの定めはない、という見解が国土交...
View Article矛盾だらけで説明もない、これが国際的モデルなのか早川芦安連絡道路
何度も取り上げてますが、早川芦安連絡道路の話です。道路計画の概要 山梨県庁ホームページより複製…したのだけど、現在どこに掲載されているのかわからない。...
View Article南アルプス周遊自動車道路から早川芦安絡道路へ
前回の続きになります。静岡県川勝知事VSJR東海柘植社長の言い争い(?)は、前の石川知事から続くゴタゴタの延長戦なのでしょう。私はそれよりも、隣の山梨県で進められている早川芦安連絡道路と南アルプスユネスコエコパークとの整合性がどのように説明されているのかに興味があります。というわけで、ウェブ上に公開されていた情報を時系列に並べてみました。読み辛くて申し訳ありません。ホントは静岡県立市図書館に保管され...
View Article大井川の”導水路” ~施工業者は決まっても掘れないと思う~
JR東海より、中央新幹線南アルプストンネル静岡工区で計画している導水路の施工業者が決まったとの広報があり、合わせてJR東海社長と静岡県知事のコメントが新聞に載りました。10/18...
View Article南アルプストンネル導水路は「下水道」じゃないのか?
突然ですが、下水道という言葉には、ばっちいイメージがあります。導水路というと、特に汚いというイメージはないと思います。JR東海は南アルプストンネルへの湧水を大井川に流す施設を「導水路」と呼んでいますが、なんだか違うんじゃないのかなぁと思うのであります。 下水道法という法律によると、下水という言葉は次のように定義されています。電子政府の総合窓口e-Govより 気になるのは次のところ 第二条...
View Article早川芦安連絡道路でのリニア発生土転用は県条例違反じゃないのか?
リニア中央新幹線のトンネル工事で、山梨県早川町内には合計329万立米の建設発生土が掘り出されます。早川芦安連絡道路構想は、このうち120万立米を盛土に転用し、さらに長さ3750mのトンネルを設けるというもので、山梨県が事業主体となり、盛土費用は全額JR東海が提供することとなっています。早川芦安連絡道路の計画されている土地は、全てが山梨県立...
View Article35年前の大量土砂流出河川を大量発生土で埋め立てる ~早川芦安連絡道路
ナゾ多き早川芦安連絡道路へのリニア発生土運搬は今月7日からだそうです。ジャーナリスト樫田氏のブログ(2017/11/6)http://shuzaikoara.blog39.fc2.com/blog-entry-576.html...
View Article早川芦安連絡道路の大規模盛土とロープウェイ構想は関係あるか?
引続き早川芦安連絡道路について。山梨県は、早川芦安連絡道路の盛土にはリニア残土を120万立米も使うとJR東海に情報提供しているようです(補正後の環境影響評価書)。さらに新設道路トンネルからの発生分を加えると160万立米程度になるでしょう。盛土は3か所を予定しているらしいですが、こんなに大量の土を、そもそもどこにどうやって埋め立てるのでしょう。まず、上の図で左端にあるカッパ沢をモデルに、高さ40mの盛...
View Article静岡工区の施工業者を決めたらしい
JR東海が静岡工区でのトンネル施工業者を決定したらしい。建設工事の契約手続きのことは全く知らないが、業者が決まったということは、工事費が決まっているはずである。工事費が決まったからには、内々には工事の具体的内容も決定しているのだろう。けれども地元に対しては、環境保全措置とか発生土置場の適性とか、工事手順とか、具体的なことがロクに明らかにされていない段階である。地元との協議を経て初めて合意するはずの事...
View Article早川芦安連絡道路はリニア本体事業よりも不透明
リニア計画に疑問を抱いている方々は、早川芦安連絡道路構想について、もっと関心を持った方がいいと思います。なお何度も繰り返しますが、私は道路構想自体に反対しているわけではありません。道路が必要なら、以下に掲げるような点について合理的な説明したうえで造ればよいと思います。主な問題点・疑問点 ●環境影響評価手続きを経ていない ⇒後述。●適切な事業規模なのか...
View Article大井川流量保全の協定 合意しかけてから具体的説明?
大井川の流量維持を求める流域自治体との協定未締結問題について、JR東海の動きが奇妙です。これまでの経緯です。4月3日 静岡県における事後調査結果(導水路トンネル、工事用道路計画)に対する静岡県知事意見がJR東海に渡され、流域自治体からの要望を踏まえ、利水者と協定を結ぶよう要請。4月27日...
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